CAT ENCYCLOPEDIA

Devon Rex

デボンレックス

性格や特徴から、いっしょに暮らすためのヒントまで。

デボンレックス
Devon Rex

01基礎情報

日本語表記
デボンレックス
英語表記
Devonrex
原産地
イギリス
発生
突然変異
毛種
短毛種
体格
セミフォーリン
体重
オス3~5キログラム、メス3~5キログラム
公認団体
CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF

02性格・特徴

デボンレックスは、小さな顔とパッチリとした目が愛らしく、縮れた被毛がチャームポイントの猫種です。

デボンレックスの性格や特徴、縮れ毛が特徴の3大レックスと呼ばれている猫について紹介します。

デボンレックスの性格

デボンレックスは、寝ているときと食事をしているとき以外、ずっと元気に動き回っている活発な猫です。

好奇心が旺盛なので、イタズラをすることも多く、遊び心があります。

飼い主さんのことが大好きで、やや依存心が強く、なかなか傍を離れようとしません。楽しいことが好きなので、飼い主さんが面白そうなことをしていると、興味津々でやってきます。

デボンレックスの特徴

デボンレックスは、縮れた被毛が特徴です。

顔は小さく、目はパッチリとしたたまご型で、大きな耳をしています。

スレンダーな体型ですが、筋肉質でジャンプが得意です。デボンレックスは、ユニークな外見をしているので、たくさんの愛称がついています。

「妖精」「エイリアンキャット」「プードルキャット」など、外見の特徴からこのように呼ばれることがあります。

縮れ毛が魅力の3大レックス

縮れ毛が特徴のデボンレックスですが、このように被毛がウェーブしている猫はほかにもいます。

縮れ毛をもつ猫は、デボンレックス、コーニッシュレックス、セルカークレックスなどがいます。

この3種の猫には、巻き毛を意味する「レックス」が付いています。

デボンレックス、コーニッシュレックス、セルカークレックスは、「3大レックス」と呼ばれていて、波を打つようにウェーブしている被毛が特徴です。

3大レックスの中でも、デボンレックスはカールが弱いため、被毛が軽くウェーブしているくらいです。

セルカークレックスは、羊のようにもふもふのカールした被毛をもっています。被毛の長さや縮れ方は違いますが、とても魅力的な被毛であることに変わりはありません。

被毛の手触りとしては、デボンレックスはスエード、コーニッシュレックスはシルク、セルカークレックスはビロードに例えられます。

デボンレックス - devonrex

03毛色・目の色

デボンレックスは、ほぼすべての毛色とパターン(柄)があり、豊富な目の色も魅力です。

デボンレックスの毛色は、ブラック、ホワイト、チョコレート、シナモン、レッド、クリーム、フォーン、ラベンダー、ブルーなどがあります。

パターン(柄)は、ソリッド、タビー、シルバー&ゴールデン、スモーク&シェーデッド、パーティカラー、キャリコ&バイカラー、タビー&ホワイト、ポインテッド、ポインテッド&ホワイトがあります。

目の色は、サファイアブルー、ブルー、アクア、グリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパー、左右で目の色が異なるオッドアイです。

毛色や模様、目の色がこれだけ豊富な猫種も少ないので、バリエーションに富んでいるのは、デボンレックスの特徴とも言えるでしょう。

デボンレックスの縮れ毛は、子猫の頃にブラッシングをやりすぎると、カールしなくなってしまいますので、優しくブラッシングを行って行きましょう。


04鳴き声

デボンレックスの鳴き声は、とても小さく優しいです。

嬉しいときには「ゴロゴロ」と喉を鳴らします。また、犬のようにしっぽを振って、喜びを表現することもあります。

鳴き声が小さい猫でも、甘えん坊な性格をしているとよく鳴きます。

しかし、大きな声で鳴き続けるようなことは少ないので、飼い主さんが困ってしまうようなことは、ほとんどないと思われます。

鳴き声が小さいので、集合住宅での飼育にも向いています。

猫の鳴き声は、メスの方がオスよりも声が大きく、多頭飼いをされている猫の方がよく鳴きます。

そのため、飼い主さんに対する依存心が強いデボンレックスは、寂しい思いをしないように特に注意が必要です。


05寿命・病気

デボンレックスの寿命は、10〜15歳と言われています。

デボンレックスは、遺伝疾患になるリスクがあります。愛猫の様子を見ていて、飼い主さんが気になるところがある場合は、獣医さんに相談するようにしてください。

肥大型心筋症:心臓の筋肉が厚くなることで、心臓の働きが悪くなり、不整脈などを起こす疾患。

脂漏性皮膚炎(マラセチア皮膚炎):マラセチアという常在菌が、異常に繁殖することで発症する皮膚疾患。皮膚が脂っぽくべたっとする、ふけが出る、臭いがする、赤みが出るなどの症状が起こります。

蕁麻疹:埃などのアレルゲン、または傷などが原因で、皮膚に発疹などの炎症が起こる皮膚疾患。

かゆみが出るため猫が体をしきりに掻いて、皮膚が傷ついてしまうと、症状がさらに悪化してしまいます。よく体を掻いているときや皮膚に炎症がある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

膝蓋骨脱臼(パテラ):膝蓋骨という膝のお皿がずれてしまうことで、痛みが出る、足を引きずるなど歩行がおかしくなる、高いところに登らなくなるなどの症状が起こります。

てんかん:脳の神経回路になんらかの異常が見られることにより、突然発作を起こしてしまう疾患。猫では100匹に1匹が発症するといわれて、全身が痙攣したり、意識を失うこともある病気です。

てんかんの原因として考えられるのは、交通事故によるもの、出産のときの難産により低酸素症の状態で生まれた、脳腫瘍などがあります。

デボンレックス - devonrex

06飼い方

デボンレックスは、とても元気で活動的な猫なので、ケージなどに閉じ込めてしまわないようにしてください。

飼い主さんに対する依存心も強い猫なので、たくさん甘えさせてあげてください。

イタズラに注意する

デボンレックスは、とても好奇心が旺盛な猫なので、イタズラをしてしまうことがあります。

猫用のおもちゃを与えても、すぐに壊してしてしまうかもしれません。

飼い主さんのぬいぐるみなども、デボンレックスに与えると、見る影もなく壊れてしまう可能性があります。

壊れてしまうと困る大切なものは、猫の手が届かないところに保管しましょう。

また、飼い主さんと遊ぶことも好きなので、積極的に遊びに関わってあげましょう。走り回れるスペースの確保と、キャットタワーの設置は必須です。

ソファーやテーブルなどの家具に乗ることも多いので、高いところに乗せていると、下に落としてしまうことがあります。

テーブルの上に花瓶やコップなどを置いていると、足が引っかかって落として割れることがあるので、できるだけ高いところにある割れ物は片づけることをおすすめします。

多頭飼育は犬がおすすめ

飼い主さんに対する依存心が強いデボンレックスは、1匹での留守番などがとても苦手です。

長時間の留守番はできるだけ避けていただきたいですが、お仕事などで家を空ける方も多いと思います。

留守番をさせることがある場合は、多頭飼育も検討してみてください。

デボンレックスは、犬と相性がとてもよい猫なので、既に犬を飼っている方でも飼いやすいです。

猫との多頭飼育もできますが、面倒見のよい犬とはとても仲良くなれるので、犬との飼育がおすすめです。

猫の性格によっては、成猫になってから子犬を迎えると、警戒してしまう可能性もゼロではありませんので、犬種なども性格や特性を考慮して飼育を検討してみてください。

冬場は寒さ対策を行う

デボンレックスは、イギリス出身の猫ですが、寒さに弱いです。

寒い冬は苦手なので、寒さ対策をしてあげましょう。

猫が直に乗っても安全なペット用のホットカーペットやふわふわしたベッド、室内の温度調整などで、寒い冬を暖かく過ごしてもらいましょう。

デボンレックス - devonrex

07歴史

1960年にイギリスのデボン州で、縮れた被毛の猫が発見されて保護されました。

この猫を発見したのは、ベリル・コックスという女性で、飼っていた猫と交配させたところ、縮れ毛の子猫が生まれ、「カーリー」と名付けられました。

遡ること10年前の1950年には、デボン州の隣のコーンウォール州では、縮れ毛が特徴のコーニッシュレックスが発見されていました。

そこで、カーリーとコーニッシュレックスと交配が行われました。

縮れ毛の猫同士を交配させたため、縮れ毛のかわいい子猫が生まれてくるのかと期待されていましたが、残念なことに生まれてきた子猫はすべて直毛でした。

直毛の子猫が生まれたことにより、コーニッシュレックスとでボンレックスは、同じ縮れた被毛でも遺伝的には別のものであることがわかりました。

コーニッシュレックスとの交配では、縮れた被毛の子猫は生まれなかったので、ベリル・コックスは遺伝子学者の話も考慮して、カーリーと娘を近親交配させることにしました。

その結果、縮れ毛の子猫が生まれて、現在のデボンレックスが誕生しました。

デボンレックスがイギリスからアメリカに渡ってから、10年ほどが経った1979年にCFAで公認されました。

猫種の名前は、猫が発見されたイギリスのデボン州が由来となっていて、巻き毛を意味する「レックス」と合わせて、デボンレックスと命名されました。


08値段価格

デボンレックスは、日本で入手することは少し難しいかもしれません。

知名度はありますが、ブリーダーの数が少ないため、価格が高い傾向にあります。

ペットショップで見かけることはほとんどないので、ブリーダーを探すことをおすすめします。

デボンレックスの価格は、ブリーダーから迎える場合は40〜60万円が相場となっています。

また、保護された猫を引き取るという方法もあるので、子猫がほしいという強い思いがないようであれば、さまざまな選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

好奇心旺盛で、いつも元気なデボンレックスは、ときにはイタズラをすることもあるかもしれませんが、可愛らしい顔を見ると何をされても許してしまいます。

デボンレックスは、甘えん坊でいつも傍にいてくれる心強い猫です。飼い主さんを喜ばせて、楽しませてくれる素敵な猫で、生活に彩りを与えてくれること間違いなしです。

デボンレックスを飼いたいと思われた方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。