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【スコティッシュフォールド】性格・寿命・値段などまとめ!

スコティッシュフォールド - scottishfold



スコティッシュフォールドの基礎情報

・日本語表記:スコティッシュフォールド
・英語表記:Scottish fold
・原産地:イギリス / アメリカ
・発生:突然変異 / 人為的発生
・毛種:短毛種 / 長毛種
・体格:セミコビー
・体重:オス3~6キログラム、メス3~5キログラム
・公認団体:CFA ・ TICA



スコティッシュフォールドの性格・特徴

スコティッシュフォールドは、垂れ耳がキュートな猫です。スコティッシュフォールドの性格や特徴、垂れ耳になる確率について紹介します。

スコティッシュフォールドの性格

スコティッシュフォールドは、温厚で大人しく、甘えん坊な性格です。

優しく人懐っこい性格なので、猫を初めて飼う方にもおすすめの猫種です。

甘えん坊で寂しがり屋なので、長期間の留守番などはストレスになってしまうことがあります。膝に乗って甘えることが好きな子が多いので、コミュニケーションはしっかり取ってあげましょう。

おっとりとしたマイペースな面と、突然走り出すような活発でパワフルな面があります。

おっちょこちょいでドジっ子のようなかわいらしいところがあるので、スコティッシュフォールドを見ていると自然と笑みがこぼれます。

好奇心旺盛で遊ぶことが好きなので、小さなお子さんがいると、子どもの相手をして一緒に遊んでくれることもあります。

スコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドは、垂れた耳が特徴です。

顔は丸く、目もまん丸でパッチリとしているので、顔の丸いパーツはスコティッシュフォールドの愛らしさを際立たせています。

丸みがあってふっくらしているように見えるボディですが、筋肉質でがっちりしています。長毛種はとても大きく見えますが、お風呂に入って濡れるとサイズが半分くらいになります。

しかし、被毛が長くふわふわしていると、太っていてもわからないことがありますので、まめに体重を量って重量がオーバーしていないか確認してください。

足は体と比べると、やや短めです。スコティッシュフォールドは、「スコ座り」という独特の座り方をします。

スコ座りは別名「おっさん座り」とも呼ばれていて、足を開いて上半身を起こした座り方です。

スコ座りは、スコティッシュフォールドではない猫種もすることがありますが、スコティッシュフォールドによく見られる座り方なので、名前を取ってスコ座りと呼ばれています。

耳が垂れているスコティッシュフォールドは、軟骨の奇形が見られるため、関節の痛みを軽減するためにスコ座りをしているとも言われています。

垂れ耳になる確率

垂れ耳になる確率は、約30%とされています。

スコティッシュフォールドは、垂れ耳が特徴ですが、耳が立った猫も約70%の確率で生まれます。

耳は生後2〜3週間ほどで垂れ始めます。ストレスや病気が原因で、耳が立ったり折れたりすることがあります。

繁殖を行うときは、折れ耳の猫同士での交配は、健康上のトラブルが起こる可能性があるため、立ち耳の猫との交配が行われます。

スコティッシュフォールド - scottishfold



スコティッシュフォールドの毛色・目の色

スコティッシュフォールドの毛色は、ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリームなどの色があります。

パターン(柄)もバリエーションが豊富で、ソリッド、タビー、シルバー&シェーデッド、パーティカラー、キャリコ&バイカラー、タビー&ホワイトなどがあります。

タビー&ホワイトは、アメリカンショートヘアのような模様です。単色のソリッドでブルーの被毛の子は、ロシアンブルーのような印象をもつ方もいます。

レッド、ブラック、ホワイトなど、いくつもの色をもつ子も多いので、個性的な模様の猫がたくさんいます。

目のカラーも豊富で、サファイアブルー、ブルー、アクア、グリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、カッパー、オッドアイなどがあります。

鼻や肉球もまだら模様になっている子もいるので、コミュニケーションもかねて、しっぽや手先も優しく触って、どんな色をしているのか確認してみてください。

白い毛色をしている子は、肉球がきれいなピンク色をしていることが多いです。

肉球はぷにぷにしていてかわいいので、ぎゅっと握りたくなってしまうかもしれません。しかし、手足の先はやわらかく繊細な場所なので、強く握ってしまわないように注意してください。


スコティッシュフォールドの鳴き声

スコティッシュフォールドは、鳴き声が小さい猫であると言われています。

しかし、甘えん坊なので、鳴く頻度は多いです。

子猫の頃は、「みゃ〜」「にゃ〜」というかわいらしい声ですが、成猫になると少し声のボリュームが上がります。

猫の声質は個体によって異なるので、成長しても子猫のようにやわらかい声だったり、女の子でもしゃがれた声の子もいます。

鳴き声が小さい猫種でも、発情期には大きな声で鳴くことがありますので、猫と飼い主さんのストレスを軽減するためにも、避妊・去勢手術を検討してみてください。

また、高齢になると昼夜かまわず大きな声で鳴くことがあります。認知症などの病気であることも考えられるので、気になる症状があるときは、動物病院を受診してください。

寂しいときやお腹が空いているときに大きな声を出すことが多いので、何かを欲求しているようであれば答えてあげてください。


スコティッシュフォールドの寿命・病気

スコティッシュフォールドの寿命は、10〜13歳とされています。猫の平均が15歳であるため、平均よりも短いです。

寿命が短い原因として、遺伝疾患の発症が多いことが挙げられます。遺伝疾患は、5〜6歳の頃に発症するものが多いので、気になる症状があるときは速やかに動物病院を受診しましょう。

骨軟骨異形成症:軟骨に骨瘤というコブができる遺伝性の疾患で、痛みや歩行困難などの症状が起こります。関節が腫れる、しっぽが変形するなどの外見の変化も見られるため、飼い主さんがおかしいと感じるような異常がある場合は、速やかに獣医さんに診てもらいましょう。

垂れ耳の猫同士を交配させることによって、関節疾患になる確率が高まるため、垂れ耳と立ち耳の猫での交配が行われます。

外耳炎:細菌によって外耳道に炎症が起こる疾患で、耳が垂れたりカールしている猫に多い病気です。

尿路結石:水分の不足、ミネラルの過剰摂取、ストレスなどが原因で発症する泌尿器の疾患。結石が膀胱や尿道にできるため、頻尿や血尿、尿が出なくなるなどの症状が起こります。

肥大型心筋症:心臓の筋肉が厚くなることで、心臓の働きが悪くなり、不整脈などを起こす疾患。

スコティッシュフォールド - scottishfold



スコティッシュフォールドの飼い方

スコティッシュフォールドは、耳の病気になることがありますので、お手入れは欠かせません。長毛種は、抜け毛も多いので、ブラッシングは適度に行っていきましょう。

ブラッシングは適度に行う

スコティッシュフォールドは、短毛も長毛も抜け毛が多いです。

特に長毛のロングヘアは、週に2〜3回はブラッシングを行って、美しい被毛をキープしていきましょう。

ブラッシングの不足は、毛づくろいをして飲み込んだ毛が、消化器官に溜まって、排泄できない毛球症という病気の原因になります。

毛球症になると、通常なら吐き出せる毛玉が吐けないので、食欲不振、嘔吐、下痢、便秘などを起こします。

耳掃除をまめに行う

スコティッシュフォールドの垂れ耳は、通気性が悪く、蒸れやすいので細菌が繁殖しやすいです。

細菌が繁殖すると外耳炎などの病気になりますので、耳掃除はまめに行いましょう。

外耳炎は、耳垢が多い、臭いにおいがする、赤く腫れている、頭を振る、かゆがる、床に耳をこすりつけるなどの症状が出ます。

耳掃除をしているときに、気になる症状があるときは、動物病院を受診するようにしてください。

肥満にならないように注意する

スコティッシュフォールドは、ほかの猫のように走ったり、高いところに登ることが少ない猫です。

おっとりしている猫なので、活発に運動するというよりは、ゴロゴロと窓辺で寝ているタイプです。

どんくさいところが魅力の猫でもあり、運動が苦手な子が多いです。スコティッシュフォールドは、運動する量が少ないため、太りやすい猫種と言われています。

エサやおやつを与えすぎると、肥満になるため、猫の体重に合った適量を与えるようにしてください。

スコティッシュフォールド - scottishfold



スコティッシュフォールドの歴史

スコティッシュフォールドは、直訳するとスコットランドの折れたものという意味です。猫種の名前は原産国と耳の特徴から名付けられ、「イギリス出身の耳折れの猫」というニュアンスです。

スコティッシュフォールドの始まりは、1961年にイギリスで飼われていたスージーという猫でした。スージーは折れ曲がった耳があり、生まれた子猫も耳が折れていました。

スージーの隣の家に住んでいるロス夫妻は、子猫を引き取ってブリティッシュショートヘアと交配させました。すると、また耳が折れた猫が生まれました。

ロス夫妻は、この耳折れ猫が新種であると確信して、計画的な繁殖を行いました。しかし、耳が折れた猫を種として確立することは、とても難しいことだったのです。

繁殖がスムーズに行われなかったのは、スコティッシュフォールドの折れ耳同士を交配させると、奇形や骨格に障害が出ることが明らかになったからです。

スコティッシュフォールドは、遺伝疾患を好発する猫種であるため、イギリスでは新種として認定されませんでした。

折れ耳同士の交配が危険であると明らかになってから、折れ耳と立ち耳の猫が交配されるようになりました。その結果、耳が折れていない子猫もたくさん生まれました。

遺伝学者やブリーダーの調査の結果、スコティッシュフォールドの折れ耳は、優性遺伝であることが判明したのです。

1970年にアメリカに渡ったスコティッシュフォールドは、ブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアとの交配が行われました。

アメリカでは健康な個体の繁殖を重視して、品種改良が行われ、1978年にCFAで公認されました。

スコティッシュフォールドが、アメリカンショートヘアのような縞模様をもっているのは、繁殖の過程で交配されたからです。

スコティッシュフォールドは、短毛種はイギリスが原産の突然変異、長毛種はアメリカが原産の人為的発生とされています。


スコティッシュフォールドの値段価格

スコティッシュフォールドは、ペットショップやブリーダーから入手することができます。

スコティッシュフォールドの価格は、ペットショップでは15〜35万円ほどが相場です。ブリーダーから迎える場合は、17〜25万円ほどが相場となっています。

ペットショップでもブリーダーでも、金額にはかなりの差があり、高額になると40〜60万円になる子もいます。

子猫の価格は、性別や毛色、月齢などによって異なりますので、お店に足を運んで猫の様子を見てみましょう。

スコティッシュフォールドは、純血種では1番人気の猫種です。芸能人やYouTuberも飼育しているため、認知度も高く、とても人気がある種類です。

スコティッシュフォールドは、とても温厚で優しい愛情表現をする猫です。丸い顔とクリっとした目がとても愛らしく、運動神経が鈍く、飛び乗ろうとして失敗する光景がとてもかわいらしいです。

スコティッシュフォールドは、飼い主さんに癒しの時間を届けてくれる素晴らしい猫です。スコティッシュフォールドを飼いたいと思われた方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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