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【プードル】性格・寿命・値段などまとめ!

プードル-Poodle



プードルの基礎情報

・日本語表記:プードル
・英語表記:Poodle
・原産地:フランス
・発生:自然発生(不明)
・種類:愛玩犬
・サイズ:小・中・大型犬(24cm〜60cm)
・体重:オス 3kg~19kg、メス 3kg〜19kg



プードルの性格・特徴

プードルは、4つのサイズが存在しており、ライフスタイルや好みに合ったサイズを選べることから、家庭犬として高い知名度と人気を誇っています。

しかし、元は水中の獲物を回収する狩猟犬であったことは、あまり知られていないかもしれません。この記事では、家庭犬の代表でもあるプードルについてご紹介します。

プードルの性格

プードルは、家庭犬としての明るく人懐っこい性格が注目されやすいですが、本犬種の最大の特徴は、忠誠心と高い学習能力および訓練性能です。

そのため、家庭犬としての適性が高いと考えられています。

子犬の頃は、落ち着きがなく非常にやんちゃですが、賢くコマンドをよく覚え指示に従います。甘やかすとわがままになりますので、しっかりしつけをしましょう。

1歳を越えた頃から、落ち着きはじめ、温厚で穏やかな性格になります。

プードルの特徴

プードルは、体長と体高がほぼ等しい正方形の体型をしており、このような体型の犬種は、足が長く動きが軽快で瞬発力があり、ジャンプなども得意とします。

スカルは程よく丸みがあり、ストップ(両目の間にある、スカルとマズルの接続部のくぼみ)はわずかですが、はっきりとしています。マズルは長く真っすぐで美しく、目の下にわずかな彫りをもち、力強さがあります。

前後の脚は、十分な骨量と筋肉がありよく引き締まっています。

4つのサイズが存在

プードルには、現在公認を受けている4つのサイズの種類が存在しています。

・スタンダード・プードル:体高(45cm〜60cm)体重15kg〜19kg

祖先犬である、バルビーとほぼ同じサイズで、狩猟犬であったことから、野外活動を好み、泳ぎも得意です。

ドッグショーでも活躍している多才な犬種です。

・ミディアム・プードル:体高(35cm〜45cm)体重8kg〜15kg

近年新たに追加されたサイズです。ドッグショーの際にサイズ的な偏りをなくすために、2004年に新設されました。

・ミニチュア・プードル:体高(28cm〜35cm)体重5kg〜8kg

中世時代に貴族など上流階級の間で人気があり、飼育されていました。女性でも扱いやすくする目的で、スタンダード・プードルを改良して小型化したものです。

体が軽く、地面を踏み荒らさないため、優れた嗅覚を使って、トリュフ狩りに使用されていたこともあるようです。

・トイ・プードル:体高(24cm〜28cm)体重3kg前後

現在公認を受けている犬種の中で、最も小さなサイズで人気が高い犬種です。

愛玩目的で18世紀後半に、ミニチュア・プードルを改良してさらに小型化させた犬種です。当初は、小型化による身体的な影響がありましたが、現在では健康的な問題はほぼありません。

上記の4タイプ以外にも、近年では、ティーカップ・プードルや、タイニー・プードルなどのさらに小さなプードルが作られていますが、これらは、犬種として確立しておらず、公認犬種ではありません。

・ティーカップ・プードル

子犬の頃のサイズが、ティーカップに入るほどの大きさであることから、この名前がつきました。公認犬種ではありませんが、体高23cm以下、体重2.7kg以下としているブリーダーが多いようです。

性格は、基本的には賢く好奇心が旺盛な他のサイズのプードルと同じですが、体が小さくなると、神経質になりやすく、飼い主への依存心が強くなる傾向があります。

・タイニー・プードル

体のサイズは、トイ・プードルとティーカップ・プードルの中間程度です。公認犬種ではありませんが、体高23〜27cm、体重2〜3kgとしているブリーダーが多いようです。

しかし、タイニープードルは、トイ・プードル同士の交配によって生まれることが多く、成長と共に、トイ・プードルの標準体型になることもあります。

体が小さいことから、成長しても子犬のようで甘えん坊な性格をしています。

上記の2サイズのプードルは、極端な小型化から、歯列に問題があったり、脳に障害が起きやすいなど健康面に問題があるようです。

迎え入れる際に、無理な繁殖を行っていないか、健康面で問題がないか確認することが必要です。

プードル-Poodle




プードルの毛色・目の色

プードルの被毛は、比較的堅く、非常に豊富なカーリー・コート(しっかりと巻いた被毛)、コーテッド・コート(縄状の被毛)が密に生えています。

毛色は、綺麗な単色であることが理想とされており、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドなどがあります。

いずれの色にもそれぞれ同色内の濃淡があり、カフェ・オ・レ色は、ブラウンの中に含まれています。

プードルの被毛は、下毛のないシングルコートで、抜け毛は少ない犬種として知られています。ただし、被毛は絡まりやすく、毛玉ができるため、ブラッシングはなるべく毎日行ってください。

トリミングも、カットスタイルを維持するためには月1回の頻度で行う必要があります。

テディベアカットが非常に人気で、このカットスタイルが、プードルを国内の人気犬種の上位に押し上げました。

プードルの目は、両目が適度に離れてついており、アーモンド形です。

色はダークカラーで、毛色が、アプリコットのものは、アンバーの個体もいます。毛色がブラウン系の場合は、ダーク・アンバーです。


プードルの鳴き声

プードルの吠え方は、育て方によって差があります。

もともとは狩猟犬だったこともあり、知覚が鋭く、インターホンやバイクの音にも反応して吠えることがあり、しつけや訓練が不十分な場合、よく吠えるようです。

非常に賢く、コマンドなどをよく覚え、飼い主に褒められることが好きな犬種です。しつけや訓練しやすいため、子犬の頃から甘やかさずに、しっかりとトレーニングしてください。

物音などの刺激に敏感になりやすいため、ワクチンプログラムが完了したら、すぐに散歩など外に連れていきましょう。

さまざまな音や匂い、初めての人や犬と触れ合い、刺激に慣れることで、小さな物音に反応しない穏やかな犬種になります。

体が小さいからといって、家の中でずっと過ごし、家族以外の人とふれあいがないと、神経質で、怖がりな性格になりますので、積極的に外に連れていきましょう。


プードルの寿命・病気

プードルの寿命は12歳〜15歳でやや長寿です。

膝蓋骨脱臼(パテラ):膝の関節が正常な位置からずれてしまう疾患。

ミニチュア・プードル、トイ・プードルは、小型犬に多い膝蓋骨脱臼に注意してください。比較的、筋肉質で骨量もしっかりしていますが、堅いコンクリートの上で、飛んだり跳ねたりする激しい運動は控え、芝生の上で遊ぶようにするといいでしょう。

また、フローリングに滑り止めマットを敷いたり、段差にスロープをつけるなど、安全な飼育環境を整えてあげましょう。

膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨が正常な位置から外れてしまう疾患です。外れたり戻ったりを繰り返しながら、徐々に悪化していき、放置していると、最終的に歩けなくなってしまいます。

歩き方に異常がみられたら、まずは安静にさせて様子をみてください。歩き方の動画を撮っておくと診断の役に立つことがあります。

進行性網膜萎縮症:最悪の場合失明に至る遺伝性疾患。網膜の異常から視覚障害を起こし、徐々に視力が落ちていきます。

一般的な症状としては、目が見えづらくなり、物にぶつかったり、まっすぐ歩けない、穴や溝に落ちるようになります。普段は喜んで行く散歩を、嫌がるようになったり、曇った顔をするようになります。

その結果元気がなくなり、運動失調になります。また、稀に二次的に、白内障を併発することもあります。

プードルの発症する時期や進行具合は個体差がありますが、平均年齢は6歳前後、早い犬だと1歳未満から発症します。

早いうちに、見えづらくなると、犬自身が順応してしまい、気がつくことが遅れることもあります。

外耳炎:鼓膜から耳の間の外耳に炎症が起こる疾患。プードルは、垂れ耳かつ豊富な毛におおわれおり、耳の中が蒸れやすく、外耳炎になりやすい犬種です。

定期的なトリミングの際に、耳の中もケアしてもらい常に清潔にできるようにしてください。

耳掃除は自分で行うと、逆に耳の中を傷つけてしまうことがあるため、トリミングや動物病院でお願いしましょう。

プードル-Poodle




プードルのしつけ・飼い方

プードルは家庭犬を代表するような犬種ですが、本来は水中回収をする狩猟犬でした。活発で遊び好きなプードルを飼育する方法をご紹介します。

運動能力が高く遊びが大好き

プードルは、運動能力が高い犬種です。

水中回収犬だったこともあり、水遊びも大好きなので、夏場はドッグプールや水辺に連れて行ってあげると喜ぶでしょう。

散歩はスタンダードサイズ、ミディアムサイズの場合は60分程度を1日2回、ミニチュアサイズ、トイサイズの場合は、15分〜30分程度を1日2回行うようにしてください。

おもちゃを取ってくる遊びや、ボール遊びも大好きなのでおすすめです。

最も知能が高いとされている犬種

プードルは家庭犬として非常にメジャーですが、ただの愛玩犬ではなく、非常に頭脳明晰な犬種です。

訓練性能が高く、警察犬として活躍しているプードルや、過去には芸を覚えてサーカスで活躍するプードルもたくさん存在していました。

トレーニング次第で、素晴らしい能力を発揮しますので、家庭犬として飼育する場合にも、子犬の頃からのしつけや訓練によって多くのことを覚えるでしょう。

一方で甘やかし過ぎたり、しつけや訓練が不十分であると、優れた知覚によって神経質になり吠えやすくなったり、わがままに育ちますので注意してください。

お手入れで健康管理

トイプードルは、毛が抜けにくいため、部屋が汚れにくく室内飼育に適した犬種です。

しかし、絡まりやすく毛玉ができるため、ブラッシングなど日頃のお手入れが欠かせません。トリミングは月に1回程度ですが、自宅でもコミュニケーションをかねて、毎日ブラッシングしましょう。

その際に、体のどこを触られても嫌がらないようにトレーニングしておくと、病気になって動物病院を受診する時に役に立ちます。

目、耳、口の中、爪など、あらゆるところを触りながら、お手入れをしてあげてください。

プードル-Poodle




プードルの歴史

プードルは古くからヨーロッパの各地に存在しており、原産地を特定することが困難です。

フランスで人気を博したことから、フレンチ・プードルと呼ばれていた時期もありました。プードルの祖先犬は、ドイツで使役犬として、荷車を引いたり、水猟犬としてカモ猟を行っていました。

その後、フランスに渡った時もしばらくは猟犬として使われました。その頃から、いくつかのサイズが存在していたようです。

15世紀のドイツ画家の版画の中に、独特のカットを施されたミニチュア・プードルもしくはトイ・プードルが登場していました。

17世紀に入ると、小さく作られたトイ・プードルが、フランスの上流階級の間で人気となり、18世紀には画家ゴヤの絵画にも登場し、イギリスの上流階級の間でも人気の犬種であったことがわかります。

スタンダードサイズ以外のプードルたちも、愛玩犬のみならず使役犬としても活躍していました。

ミニチュア・プードルや、トイ・プードルは、体重の軽さから土地を踏み荒らさず、優れた嗅覚があるため、高級食材であるトリュフを探索する使役犬でした。

また、トイ・プードルは器用で身体能力も高いため、サーカスなどの見世物にも使われました。

このように頭脳明晰で身体能力の高いプードルはさまざまな場面で活躍し、その場に合ったサイズに改良されてきた背景があります。

近年の日本では、抜け毛が少ないことで、病院などを訪問するセラピー犬、警察犬として採用されるなど、活躍の場を広げています。


プードルの値段価格

プードルは、日本においても人気犬種であり、ペットショップでも見かけることが多い犬種です。

ブリーダーも非常に多いですが、中には悪質なブリーダーも存在しているため、必ず飼育環境などを見学するようにしてください。

また、無理な小型化によって身体的に問題があるにもかかわらず、販売されていることもあります。

小ささばかりを重視せずに、遺伝子検査や、親犬の病歴などを確認するといいでしょう。

価格は幅があり、20万円〜45万円程度です。

チャンピオンの血統をもっていたり、タイニーサイズやティーカップサイズなど、小型化されていると高価になりやすいです。

プードルは頭脳明晰で身体能力も高いため、しつけや訓練によってより飼育しやすい成犬になります。

甘やかし過ぎず、大切に飼育してあげましょう。ぜひ、迎え入れる前に、本記事でプードルについて知っていただければと思います。

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