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【アビシニアン】性格・寿命・値段などまとめ!



アビシニアンの基礎情報

・日本語表記:アビシニアン
・英語表記:Abyssinian
・原産地:アフリカ(エチオピア・エジプト)
・発生:自然発生
・毛種:短毛種
・体格:フォーリン
・体重:オス3~4.5キログラム、メス2.5~3.5キログラム
・公認団体:CFA・TICA・FIFe・GCCF



アビシニアンの特徴・性格

アビシニアンは、活発で好奇心が強く、とても遊び好きです。

エレガントな風貌から落ち着きのある優雅な性格をしているのかと思いきや、走るスピードも速く、ジャンプ力も優れている体育会系のパワフルな猫です。

アビシニアンの外見の特徴

アビシニアンといえば、王者の風格を感じさせるワイルドな見た目がとても魅力的です。

アビシニアンの原産国は明らかになっていませんが、エチオピアまたはエジプトだとする説が有力で、古代エジプトの壁画には、アビシニアンに似た猫が描かれています。

アビシニアンは大きな耳が特徴ですが、きらりと輝く目はアイラインで縁取りしたような黒い線が入っている(クレオパトラライン)ので、小さい顔ながら大きな目が際立ってとても美しい顔になります。

アビシニアンの性格

アビシニアンは陽気で愛情深い性格をしているため、飼い主さんにも忠実です。子どもとも仲良くできる子もいるので、家族がいても飼育できますが、神経質な子もいるので、多頭飼いには向きません。

「犬のような猫」といわれることもあるように、人と一緒に過ごすことが大好きで、名前を呼ぶと寄ってきたりボールを追いかけたりする犬っぽい一面があります。

また、アビシニアンはとても知的なので言葉を理解する能力も優れているので、しつけをすれば「お手」なども覚えることができます。

アビシニアンの運動能力

アビシニアンはすらっとしていますが筋肉質で、とてもパワフルなスポーツ選手タイプの猫です。

子猫のころは家中を走り回ったり、高いところに飛び乗ったりと野性的な姿を見せてくれます。

好奇心が旺盛なので、シーツの下に潜ってみたり、何かを追いかけて飛んだり跳ねたり、人の方によじ登ったり、家具から家具へとジャンプしたりと、いつも元気に動き回っています。



アビシニアンの毛色・目の色

アビシニアンの毛色は、ルディ(赤色)、ソレル(赤茶色)、ブルー、フォーン(ベージュ)の4色があります。

アビシニアンは1本の被毛に濃い色と薄い色が混ざっているため、艶のある美しい毛並みになります。しっぽの先端は特に濃い色が生えているので、被毛の色が黒く見えます。

猫の目の色はメラニンの色素によって変わります。目の色は遺伝子によって決まっているので、猫種によって色が異なります。

アビシニアンの目の色は、グリーン、ヘーゼル、ゴールド、カッパー(銅色)の4種類です。

ヘーゼルは、外側と内側でカラーが違いイエローやグリーンなど2色が入って見える色のことです。

青い色の瞳や左右で色が違うオッドアイは、アビシニアンにはほとんど見られません。


アビシニアンの鳴き声

アビシニアンは、鳴くことが少なく、声も小さいので、鳴き声を聞く機会はあまりありません。

アビシニアンを飼っていても、愛猫の鳴き声をほとんど聞いたことがないという飼い主さんもいるようです。

猫によってはかなり大きな声で鳴くため、飼い主さんが寝不足になってしまったり、ご近所にまで響いてしまうことがあります。

アビシニアンは飼い主さんに甘える時に鳴く程度なので、集合住宅住宅でも飼いやすいです。

一般的な猫の鳴き声は、「にゃー」「にゃーお」というような声で、最後まで大きく伸ばして鳴くことが多いです。

しかし、アビシニアンの鳴き声は特徴的で、「鈴を鳴らすような声」と表現されます。

鳴き声は「くるくるにゃ〜」というような声ですが、大声で鳴き続けるということはあまりないので、鳴いていることに気が付かないことも多いかもしれません。


アビシニアンの寿命・病気

アビシニアンの寿命は10〜15歳なので、猫の平均から見ても寿命が短いというわけではありません。

ペットフードの質が良くなっているので、食事をしっかり管理して、適度な運動、病気の予防などをすることで、元気に過ごしていけるのではないかと思います。

健康に過ごしてもらうためには、病気の予防、早期発見と早期治療が重要です。アビシニアンが発症しやすい病気はいくつかありますので紹介していきます。

拡張型心筋症:心臓の筋肉が機能低下することで、血液の送り出しがうまくできなくなる疾患

アミロイドーシス:肝臓、腎臓、消化器などの働きが悪くなり、機能障害、栄養失調を起こす疾患

重症筋無力症:体に力が入らなくなり、起き上がることができなくなる疾患

進行性網膜萎縮:網膜が萎縮することで正常に機能することができなくなり、視力低下や最終的には失明する可能性のある疾患

歯周病:細菌が繁殖することで、歯を支える歯茎や骨に炎症が起こる疾患

猫は病気になって体調が悪くなっても隠そうとする本能があるので、気が付いたときには手の施しようがないほど重症化していることもありますので、少しでも様子がおかしいと思ったら、かかりつけの獣医さんに診察してもらってください。



アビシニアンの飼い方

アビシニアンは、活発なので運動できるスペースを作ってあげたり、飼い主さんとのコミュニケーションを取る時間を作ることも大切です。

運動できるようキャットタワーを設置する

アビシニアンは、子猫の頃はもちろん活発ですが、成猫になっても高いところに飛び乗ったり、おもちゃを追いかけて走り回るなど、とてもパワフルで活動的な猫です。

運動不足になると、肥満になったりストレスが溜まることで問題行動を起こすこともあるので、運動できるスペースを作ってあげることが重要です。

高いところに飛び乗ることがあるので、机の上やカウンターに乗ってしまうことがあります。落としてしまうと割れるような物は、猫が触って落としてしまわないように、片付けておくと安心です。

キャットタワーは高いところに上って遊んだり、くつろいだりできるので、設置することをおすすめします。

特にアビシニアンは活動的なので、高いところに上ったり、飼い主さんの肩に登ってくることがあります。

猫は高いところから降りても骨折することはほとんどありませんが、高い位置から落ちて怪我をしてしまわないように注意は必要です。

コミュニケーションをしっかり取る

アビシニアンは、飼い主さんのことが大好きで、甘えん坊な性格をしています。

そのため、一匹で部屋に閉じ込められたり、留守番をするのは苦手です。

寂しいと鳴いてしまうことがあるので、できるだけ家族がいるスペースで一緒に過ごさせてあげることをおすすめします。

アビシニアンは飼い主さんの様子をとてもよく見ていて、物覚えも早く芸ができる子もいるので、根気強く教えると覚えてくれることがあるかもしれません。何かを追いかけることも好きなので、猫じゃらしやボールを使って遊んであげましょう。

飼い主さんがかまってくれないとストレスになってしまうことがあるので、一緒に遊んだりなでてあげる時間を作ってあげてください。

しつけはしっかり行う

アビシニアンは凶暴化するという話も聞きますが、神経質なところがあるので、飼い主さんに噛みついたりしてしまうこともあります。しつけをしなければ、やってはいけないことを繰り返してしまうので、しつけはしっかりと行いましょう。

他の猫や子どもが大好きな飼い主さんに近づいたときに、嫉妬をして威嚇をしたり攻撃してしまうこともあります。

猫は気まぐれなので、気に入らないことがあるときは怒ってしまうこともあるかもしれませんが、やってはいけないことをしたらダメと注意をしましょう。

また、猫が嫌がるほど抱っこをしたり怖がるようなことをしたら当然怒るので、猫が嫌がるようなことはしないように注意してください。



アビシニアンの歴史

アビシニアンは、エチオピアまたはエジプトを起源とする説が有力ですが、イギリスを起源とする説もあります。

古代エジプトでは神と崇められていたともいわれており、紀元前3,000年の壁画や彫刻にはアビシニアンに似た猫が描かれています。

1868年のアビシニア(エチオピア)との戦争後、兵士がイギリスに猫を連れ帰ったことで、アビシニアンが有名になりましたが、連れてこられた猫と現在のアビシニアンには遺伝子的な繋がりは確認されていません。

はっきりとしたことは不明ですが、連れてこられた猫とイギリスにいた猫との交配を繰り返すことで、イギリスではアビシニアンという猫が確立されていったと考えられます。

1903年生まれのファンシー・フリーというメスと、1905年のアルミニウムというオスが種の確立に大きく貢献したと言われていて、当時のアビシニアンの血統書には必ずと言っていいほどこの名前が記載されていました。

1907年に生まれたアルミニウム2世という名前の猫を、アメリカ人のキャスカートという人が買い取り、ソルトというもう1匹の猫とともにアメリカに渡り、これが初めてアメリカに輸入されたアビシニアンだといわれています。

戦争によりアメリカとイギリスでは繁殖が減ってしまいましたが、1950年第二愛好家の努力で増え始め、1980年代の終わりには、アメリカで最も人気のある短毛種といわれるほど人気になりました。

アビシニアンは歴史が古く、エジプトのクレオパトラにも愛されていたとする説もあるため、ミステリアスな歴史もまたアビシニアンの魅力といえるのではないでしょうか。


アビシニアンの値段価格

アビシニアンを飼いたいと思ったときには、ペットショップやブリーダーから迎えることが多いと思います。

アビシニアンの価格は差が見られるのですが、ペットショップでは15万〜25万円ほどが多いです。ブリーダーから迎える場合は、5〜15万ほどが相場となっています。

アビシニアンは、ルディと呼ばれる赤色の毛色が一般的ですが、ベージュに近い白色のフォーンや最近では灰色とベージュが入ったブルーも人気です。猫の値段は毛色によって変わるので、珍しい毛色であれば希少価値が上がるので、値段も高くなります。

アビシニアンは、猫の人気ランキングでも20位にランクインすることが少ない猫種で、知名度が低い猫かもしれませんが、最近では芸能人の方も飼っている写真などがSNSで発信されていて、知名度が上がりつつあります。

知的で活発なアビシニアンは、飼い主さんともよい関係を築ける魅力のある猫なので、アビシニアンを飼いたいと思われた方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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