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【ジャーマン・シェパード・ドッグ】性格・寿命・値段などまとめ!

ジャーマン・シェパード・ドッグ - german-shepherd-dog



ジャーマン・シェパード・ドッグの基礎情報

・日本語表記:ジャーマン・シェパード・ドッグ
・英語表記:German Shepherd Dog
・原産地:ドイツ
・発生:人為的発生
・種類:牧羊犬/牧畜犬
・サイズ:大型犬(55~65cm)
・体重:オス30kg~40kg、メス22kg~32kg



ジャーマン・シェパード・ドッグの性格・特徴

ジャーマン・シェパード・ドッグは、エリートといわれるほど、全体的にバランスがよく、安定した気質で賢い犬種です。

そのため、コンパニオンドッグ、ガードドッグ、使役犬、ハーディングドッグ、防衛犬としてさまざまな場面で活躍しています。

ジャーマン・シェパード・ドッグの性格

ジャーマン・シェパード・ドッグは、自信に満ち、性格がよく全体的に落ち着いている犬種です。

気質は安定していて、大変頭がいいため、他の牧羊犬と比較しても訓練しやすく優秀です。さらに勇気や闘志、タフさを兼ね備えています。

「怖い」「攻撃的」というイメージを持たれがちですが、しつけをしっかりおこなっていれば、穏やかで従順です

他人に対しては警戒心が強く注意深さもありますが、家族に対しては甘えん坊で可愛らしい一面もあります。

ジャーマン・シェパード・ドッグを飼育している飼い主は、このような二面性に惹かれています。

オスとメスでは性格が大きく異なります。極端な性格になることは稀ですが、男の子は荒々しく、女の子は柔和な傾向があります。

ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴

ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴は、力強く筋肉質で、骨が固く、全体的にがっしりしています。

屈強なイメージがありますが、大型犬の中ではやや小柄です。体高は体長よりも10〜17%短いボディバランスです。

前脚は、どの方向から見てもまっすぐで、前から見ると並行で、肩甲骨と上腕骨の角度は90度が理想的ですが、通常は110度です。

後脚は少し後方に引かれ、後ろをみると並行です。大腿と下腿はほぼ同じ長さで約120度の角度でついている。

犬をコントロールする力がある人向きの犬種

ジャーマン・シェパード・ドッグは体が大きく、活動的なので、散歩などの運動時間がきちんと確保できる人に向いています。

押し倒されたり、引っ張られて転倒させられたりすることもあるので、この犬種を制御できて、コントロールできる人に向いています。

散歩時間は1日2回の1時間ずつ確保してあげましょう。週に1度は、ドッグランなどの広々した場所を、自由に走らせてあげる必要があります。

日本の暑さは、この犬種には負担になりますので、夜など涼しい時間に散歩してあげましょう。

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ジャーマン・シェパード・ドッグの毛色・目の色

ジャーマン・シェパード・ドッグは、下毛のあるダブルコートですが、シュトックハールとラングシュトックハールの二種類のタイプに分かれます。

シュトックハールは、ショートヘアバラエティの直杖毛、上毛は首毛長めストレート粗毛で抜け毛が多いです。

ラングシュトックハールはロングヘアーバラエティ長直杖毛、上毛は長くやわらかく、たてがみや尻尾の飾り毛が豪華です。

毛色は、ブラック&タンが代表的な毛色です。そのほかにも、ブラックやアルビノ、グレーの単色の犬もいます。

寒さに強い被毛ですが、暑さには弱く、夏場は熱中症に注意が必要です。年に2回の換毛期は抜け毛が激しいため、頻回のブラッシングが必要です。

目の色は、できるだけ暗色が良しとされていて、中くらいの大きさでアーモンド形です。


ジャーマン・シェパード・ドッグの鳴き声

ジャーマン・シェパード・ドッグは、本能で吠えるため、あらゆる場面で吠えます。

鳴き声は低く重みがあります。無駄吠えの癖がつく前に子犬の時からしつけすることが大切です。野太く、迫力があり防犯には最適です。

しつけがしっかり行われていれば、無駄吠えはほとんどなくなり、知らない人が自宅に近づいて来ることによる警戒吠えがほとんどです。

また、しつけにより「やめ」ということで、吠えることを止めさせることができます。

警戒吠えはこの犬種の特性であるため、見知らぬ音や人影があまり気にならない環境を整えてあげることも必要かもしれません。

人の出入りが多い家で飼育をしていた時はよく吠えていた犬が、静かな環境に引っ越した途端まったく吠えくなったという話もあります。


ジャーマン・シェパード・ドッグの寿命・病気

ジャーマン・シェパード・ドッグの寿命は、7歳〜13歳で、他の大型犬と比較すると短い部類です。

平均寿命が短い理由としては、病気を発症し、早くに亡くなってしまう犬がたくさんいるからなのではないかと考えられています。

ジャーマンシェパードが完全に成犬になるまでに2〜4年かかり、成長が緩やかです。

股関節形成不全:股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる疾患。

成長期に発症することが多いため、歩き方に異常を感じたら、動物病院を受診しましょう。たまに歩き方がおかしいという場合は、前、横、後ろの三方向から動画を撮り、病院に持って行くと、適切な診断がされやすいです。

ジャーマン・シェパード・ドッグは、大きな立ち耳が特徴で、腰が下がった体型なので、この疾患に特に注意しなければなりません。肥満や筋力低下は、発症リスクを高めますので、カロリー管理や運動時間の確保が必要です。

膵液分泌不全:膵臓の外分泌(膵液)がなんらかの原因で、正常に分泌されず、消化吸収不良が起こる疾患。

ジャーマン・シェパード・ドッグに多い遺伝性疾患です。自分の免疫機能が誤って膵臓を破壊して萎縮させてしまう自己免疫疾患です。この疾患は、膵臓の外分泌を担う細胞の9割が破壊されないと、症状が出ません。

そのため症状が出た段階で重症となっていることになります。血液検査で見つけることができる疾患ですので、定期的に血液検査を行うことが大切です。

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ジャーマン・シェパード・ドッグのしつけ・飼い方

ジャーマン・シェパード・ドッグは、警察犬として活躍しているイメージが強い犬種ですが、家庭犬としても愛されている魅力の多い犬種です。

1歳までに社会性を身につけさせる

ジャーマン・シェパード・ドッグはゆっくりと成長する犬種ですが、体は力強いため、1歳までにしつけや訓練を完了させ、社会性を身に付けなければコントロールが難しくなります。

大変賢い犬種で、他の犬と比較しても、訓練がしやすく優秀です。しかし、それも、飼い主がリーダーとして認められ、主従関係と信頼関係が築かれてこそです。

子犬時代は可愛らしいですが、甘やかしすぎず、一貫した姿勢でしつけを行いましょう。訓練と同じく、警戒心の強いこの犬種が安心して生活できる環境作りも大切です。

繊細な部分があり消化器症状が出やすい

ジャーマン・シェパード・ドッグは、消化器がデリケートな犬種です。

消化器の弱さが唯一の欠点と言われるほど、下痢等の胃腸症状を起こしやすいです。原因となるのは、毎日食べているフードやストレスです。

毎日のフードは、量販店に売られている安価なものでは体調を崩すという飼い主もいます。

消化器の動きをサポートするような、フードもたくさん販売されていますので、下痢をしやすい場合には獣医さんと相談し普段のフードを工夫しましょう。

また、環境の変化もストレスになりやすいので、安心して生活できる環境づくりが必要です。

寒さに強く暑さに弱い

日本の高温多湿の気候は、ジャーマン・シェパード・ドッグにとって注意が必要です。

夏場には、涼しい時間に散歩を行い、熱中症や脱水症状に気をつけましょう。夏場は室内で飼育することもできますが、その際は床がすべって股関節などに負担をかけないように、カーペットを敷くなど滑り止め対策を行いましょう。

夏場の室内は、犬がハァハァしないことを目安に低い温度設定をし、湿度にも気をつけて涼しくしてあげましょう。

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ジャーマン・シェパード・ドッグの歴史

ジャーマン・シェパード・ドッグの起源は、ドイツのチューリンゲン地方、クローネ地方、ヴェルデンゲン地方のオールド・ジャーマン・シェパードと呼ばれる牧羊犬です。

類い稀なる知能と、運動能力の高さでドイツの農家で古くから家畜の管理や番犬、荷物の回収などを行う、使役犬として活躍していました。

1899年に設立された、ジャーマン・シェパード・ドッグ協会 ( Verein fur Deutsche Schaferhunde) とフォン・シュテファニッツ大尉は、優秀な軍用犬を作るために尽力します。

そして、オールドマン・シェパードをもとに繁殖を繰り返し、現在のジャーマン・シェパード・ドッグが誕生しました。

最初のシェパードといわれる「Horand von Grafrath」の血統が、初期のブリーディングに頻繁に用いられ、現在のジャーマン・シェパード・ドッグの祖となっています。

大戦中、この犬種は、戦場における軍用通信、伝令役として活躍し、特にナチス・ドイツで飼育され軍用犬としての地位を確立しました。

日本には、第二次世界大戦前に、初めて輸入され、その後警察犬、介助犬などとして活躍をしています。

さらに映画などに登場したことがきっかけで知名度が上がり現在に至っています。


ジャーマン・シェパード・ドッグの値段価格

ジャーマン・シェパード・ドッグは、ある程度訓練された子犬を迎え入れる方が、しつけの点で飼いやすいため、ブリーダーから直接譲り受けることをおすすめします。

毛色や、体格、血統で異なりますが、子犬の平均価格は約18万円で、気性や容姿によって8〜30万円と幅があります。

成犬の方が子犬よりも安価ですが、こちらも同様に、すでにしつけや訓練が行われていることを確認しましょう。

さらに、遺伝性疾患が多い犬種ですので、遺伝子検査や、親の病歴等も確認を行いましょう。

保護犬として、譲り受ける場合も同様で、しつけに自信がない場合は、しつけ教室や訓練学校に預けることを検討しましょう。

ジャーマン・シェパード・ドッグは犬の中のエリートといわれるくらい優秀な犬種です。その反面甘えん坊な一面が魅力でもあります。この犬種に興味を持たれた方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

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